40-ギャンブル邸 Gamble House (1908) Green & Green (Charls/Henry) /Pasadena CA USA No.1/17

建物の北西側に広がる庭より見る
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「ギャンブル邸は、グリーン兄弟の最高傑作であるのみならず、今世紀に建てられた木造住宅の中で最も洗練された物である。今世紀の著名な住宅作品の多くが、どちらかと言えばコンセプチュアルな強さを備えているのに対し、ギャンブル邸は、アーツ・アンド・クラフツ的な意味での完成度の高さ、風土に対する深い配慮に由来する快適さと言った点で、真の洗練に達している。この意味でこの住宅作品は、今世紀の住宅としては特異な存在であると言えよう」と小林克弘氏は 新建築1991年1月臨時増刊号 建築20世紀PART-1 で述べています。
が、果たしてどうでしょうか。内部の撮影が禁止されていたことは幸いだったかも知れません、「洗練」などと言う言葉がどこから出てくるのでしょう、「俗悪」以外の何物でもない建築を訪れてしまったと言うのが偽らざる感想です。日本の影響ですって?チョット勘弁して欲しい、いかがわしい木組みは目を覆いたくなる代物、日本風と中華風の訳も分からぬ混淆、和服をガウンのようにゾロット纏った姿と言って良いでしょう。「カルフォルニア・バンガローと呼ばれるスタイルを確立した」と言われていますが、それは正に成金趣味に満ちたこの住宅を受け入れた、その当時のアメリカの文化的民度の低さを物語っているように思えてなりません。
何故そんな物見に行ったかって?作品集で眼にする日本的な木造の佇まい、やはり気になるではありませんか。一週間ほど滞在した Art Center College of Design のキャンパスのすぐそばにあったので、ホテルへの帰り際に立ち寄ったと言う次第です。
by hirayama_susumu | 2007-09-12 09:17 | 40-Gamble 邸
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