16-ラ・ロッシュ邸 Villa La Roche-Jeanneret (1923~25) Le Corbusier / Paris France No.1/10

ピロティによって宙に浮かんだロッシュ邸のギャラリー
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パリの16区、20世紀初頭の新興住宅地に建てられたこの住宅は、コルビジェの唱えた5原則、即ちピロティ、自由な平面、自由なファサード、連続水平窓、屋上庭園という新しい建築言語を用いて実現させた最初の作品として、歴史的意味を持っています。16区にはH.Guimard のカステル・ベランジェや自邸、A.Perret のフランクリン街のアパートなど、20c初頭の建物を数多く見ることが出来ます。そんな中にあって、このロッシュ邸が如何に新鮮で衝撃的な建築であったか想像に難くありません。銀行家ラウル・ロッシュとコルビジェの兄で音楽家のアルベール・ジャンヌレが施主の2連戸住宅で、美術品収集家のロッシュ邸はピロティの上にギャラリーを配置し、スロープによって高さの異なる位置からの鑑賞を可能にしています。建築の内部空間を回遊する体験空間として、その後のコルビジェの作品に数多く用いられる建築言語が最初に現れた作品とも言えるでしょう。
現在はコルビジェ財団の建物として使われています。
by hirayama_susumu | 2007-01-26 10:03 | 16-Roche 邸
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