Mies 1965-68 National Gallery
東正面 Potsdamer 通り側より見る
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4本のH鋼で屋根を支持する50feet×50feet の住宅案(1952)、IIT Crown Hall (1956)、ナショナル・ギャラリーとほぼ同じ構造システムの Bacardi Office Building 計画(1957 Santiago Cuba)およびSchaefer Museum 計画(1960 Schweinfurt Germany)、と無柱空間への探求が続く中、西ドイツ政府からの要請を受け、アメリカ亡命以来35年の年月を経てドイツに於ける初めての作品として New National Gallery が建設されました。常設展示をはじめとして美術館の主要な機能は地階に納められ、基壇の上にはミースの「ユニヴァーサル・スペース」のみが神無き神殿のごとく建っています。梁下端まで8.4m、梁背1.8m、梁のピッチ3.6mと、ドイツだからでしょうか feet に近い90cm モデュールが使われています。